心。
複雑なようで単純であり、複雑です。
「めんどくさい」「イライラ」「いや」「悲しい」「なんで私はこうなの」「うまくいかない」「何もする気が起きない」「だるい」「あれもこれもやらないと」
心は常に何かを思います。それは感情です。
感情を制御するには、どうしたら良いでしょうか。
→誰かに相談しましょうか。
→占いに行きますか?
→カウンセリングを受けますか?
→薬を処方してもらって、考えないようにしますか?
心にフォーカスをするとき、身体はいつも置いてけぼりです。
水槽を思い浮かべてください。
水槽を掃除するときに、どこから掃除しますか?
例えば水槽のガラス前面にコケが付いているとすると、中身が見えません。
どこから掃除したらよいのかがわかりません。
中の魚は生きているのか死んでいるのかすらわかりません。
その状態を人に相談しますか?
占いに行って診てもらいますか?
その人は念力で中を見たりしますが、それは違う水槽の中身かもしれないし、中身のことが本当に見えているのかはわかりません。
どの角度から中身を見ているのかも、わかりません。
いろんな角度から物事は見えるので、人が見る中身(あなた)というものは、頼りにならないものです。ただのその一瞬のイメージや、ただのその時代に出力していた(あなた)が全てではありません。
中の魚が生きていれば、中のレイアウトは常に変わるし、その一瞬のレイアウトがあなたのすべてではありません。
答えは常に自分の中にあります。
自分を知っているのは自分であり、
解決方法はいつも自分が持っていると患者さんにはお伝えしています。
水槽を掃除するとき、ガラスについた苔を綺麗にしようと思います。
それと同じで、身体から綺麗にしていきます。
すると中身が見えてきます。
どういったレイアウトか、
どういった環境か、
魚は何匹いるのか、
何がどこにあるのかが見えてきます。
それと同じで、身体から綺麗にしていくと、
自分の心はどこにあるのか、
どんな状態なのか、
どういうときにどういう反応をするのか、
どういった心持ちで生きているのか、
どういうレベルにいるのか、
どこに向かいたいのか、
どう生きていきたいのか、
どう判断したいのか、
どう選択したいのか、
こういったことが明確になってきます。
心を整えたいのなら、まずは身体を整えること。
身体を整えれば、おのずと心の持っていき処が見えてきます。
みずぐち みなこ
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